- 井の頭公園は、正式には井の頭恩賜公園という名の、井の頭池と御殿山からなる約２９万平方メートルの公園である。井の頭池には、冬ともなると、たくさんの水鳥がやって来る。また、春先の井の頭公園に散る桜の花ビラも風情があって良い。
公園内にはいくつかの茶店があり、簡単な食事が取れる。営業時間は１０：００〜１７：００。
井の頭公園を走っていると大きな番号札の付けられた樹木が目につく。これは５０種類の木の名前をあてるグリーンアドベンチャーと言うもので、上級、中級、初級とあり、それぞれ、１０、２０、２０種類の樹木をあてることになっている。ゴールには、正解の書かれた立て札がある。
井の頭公園西側にある小高い丘は、御殿山と呼ばれる。公園内の看板によれば「井の頭池を取りまく大地には大規模な遺跡群がある。縄文中期〜後期にかけての竪穴住居跡など多数出土。御殿山遺跡名で呼ばれている。住居跡は砂を入れて埋め戻されている」とのこと。この雑木林にたたずむとタイムスリップしてしまう錯覚を感じてしまう。
井の頭自然文化園（月休／９：３０〜１６：００／３００円）には、動物園や遊園施設などがあり。優良なので比較的空いているので花見の穴場。
萬助橋横には公園の駐車場があり。１時間４００円で６１台ＯＫ。朝７時頃から開いている。
玉川上水
- 玉川上水は、約３３０年前、江戸の飲料水供給のために作られた上水路である。
新宿高層ビル街にあった淀橋上水場の廃止と共に昭和４０年から水がとだえていたが、多摩川上流処理場の処理水を利用して玉川上水、野火止用水に清流をよみがえらせた。今では、写真のように趣のある流れを見ることが出来る。この流れに大きな緋鯉が泳いでいるのを所々で見つけられる。
川沿いの道は、ほとんどが散歩道のようになっており、車は滅多に来ないので安心して走れるが、砂利道もあり注意して欲しい。
塚山公園（弁当、トイレ）
- 昭和６０年に公園用地として杉並区に払い下げられ、昭和６３年に開園した約３万平方メートルの新しい公園。縄文時代の遺跡や子供広場、野球のグラウンド等がある。
縄文時代の生活を再現するジオラマのある復元住居や、常設展示されている出土品を見るのも興味深い。
管理棟ではみどりの相談所があり、毎週土曜日が相談日になっているほか、園芸講習会なども開かれる。
- もともと都心にあったお寺が、関東大震災で焼失、ここに移ってきたもの。南北に走る約１ｋｍの寺院通りを中心に２６寺が集中していて、一種独特な雰囲気を醸し出している。
神田川サイクリングロード
- 神田川に沿ったサイクリングコース。舗装されており、走りやすい。
大宮八幡宮
- 大宮八幡宮の縁起によれば「源頼義が平安末期奥州出陣の祭、当地で白雲が八つ幡のようにたなびく瑞神を見て、八幡大神の霊威を感じ勝利を得ることが出来た。この報寶（ほうさい）のため１０６３年源氏の氏神である八幡神を祀ったのが起源である」
約５万平方メートルの境内には、徳川家光の発願で１０００本の山つつじが植えられた。今でも１６種６０００本のつつじがある。
ちなみに、大宮とは広大な境内を持つ社を示すと言う。
境内左手にはガラス張りの神輿庫があり、大小２５柱の神輿を見ることが出来る。また、本殿の右手の弓道場の先には、古代遺跡のあったことを示す看板がある。ここからは、見下ろす位置に和田堀公園が見える。
和田堀公園・善福寺川緑地（弁当、トイレ）
- 善福寺川流域にある、隣接する二つの公園。和田堀公園には噴水がある。
また、釣り堀もある。杉並児童交通公園には貸し自転車や、足漕ぎゴーカートがあり、中学生以下に無料で貸し出してくれる。（月曜年末年始を除く、９：００〜１６：３０。）ここには、ＳＬのＤ５１も置かれている。
善福寺緑地にも、児童向けの貸し自転車がある。こちらは、９：００〜１５：３０が貸出時間になっている。
井草八幡
- 都内１０大社の一つであり、青梅街道に面している東参道の赤い大鳥居は良く目立つ。また、北参道の大きな赤い灯篭も格好の目印となる。
境内は、非常に静かでおとなしいたたずまいを見せている。社前には、源頼朝が、１１８６年に奥州征伐の際に必勝を祈願して手植したといわれる天然記念物の日本一の大きな松の木があったが、昭和４８年に枯れてしまった。現在は社殿前に、衝立として残されている。
３年に一度神輿の御渡、５年に１度流鏑馬が行われる。
- 井の頭公園や、石神井公園とおなじく、湧水池をもつ公園。上下二つの池からなる。上の池ではボートが楽しめる。（３〜１１月。雨天休み。９：００〜４：２０ ３０分３００円、１時間５００円。サイクルボートは３０分５００円）下の池では、自然のままの池の雰囲気が楽しめる。