久しぶりで香港をサイクリングしてきました。
走り出したのは、ＫＣＲで中国との国境から
２つ手前の粉嶺(Fanling)からです。
粉嶺の駅前は、のどかな雰囲気が漂っていました。

ご多分にもれず、駅前には、自転車が沢山止まって
います。これは、香港の新界に行くとどこの駅でも
見られる光景です。私は、九龍に住んでいるので
自転車を気楽に乗れる雰囲気がなく、いつもさびし
い思いをしています。

さて、粉嶺から東北東にまっすぐ伸びている、沙頭角公路をひた走りします。

雰囲気はなかなか良い道のですが、ミニバスや
トラックが猛スピードで走っていきます。さらに、
写真右下にみえる側溝の蓋が曲者で、一番道路側が
進行方向に穴があいているので２５Ｃのタイヤが
はまりそうで恐怖を感じました。

高圧線をくぐると漸く下りになります。下った所に
ある村の名前が凹下（Au Ha）というちょっと変って
いたので目を引きました。

本来は、白鶴林というところで、右折して大灣に
行くはずでしたがそのまままっすぐ行ってしまい、
ゲートにぶつかりました。何もいわれなかったので
そのままゲートを通り抜け沙頭角まで行ってしまい
ました。一周して戻ってきたらこのゲートで止めら
れて許可証を求められました。後で聞いたら、国境
のそばに行くには許可証が必要だそうです。今回は
大目に見てもらい事なきを得ました。

さて、白鶴林(Pak Hok Lam)までもどり、
大灣(TaiWan)方面へ道を折れます。ここからはなか
なか気持ちの良い道が続きます。交通量もかなり
少なくなりました。釣りによさげな池が見えます。
その向うにあるのは富士山のような山。地図を見る
と121m程ですが香港の山にしては良い形をしています。
とりあえず南涌(NAM CHUNG)富士と名づけました。
この辺はハイキングの人が多く、道端に車が止まって
います。

気持ち良く走っていたら、久しぶりに犬に追いかけ
られました。途中で犬は疲れて、追いかけるのを
やめたので写真に撮ってみました。

道もほぼフラットで、気持ちよく走ることができました。
しかし、この後から上りが始まります。レーサーのギアを
一番軽くしてレーサーにはあるまじきスピードでのんびり
のんびり上りました。

ようやく峠につきました。標高は100m弱なのですが意外と
ハードワークでした。周りにはバーベキューサイトが沢山
あり所々で家族だんらんのバーベキューを見かけることが
できました。

ここから一気に下り。気持ちよく下れましたが、ダム沿い
に出ると意外とアップダウンが続きちょっと疲れました。
ダムでは釣りをしている人を多く見掛けました。淡水湖の
釣りは許可書が必要ですが、彼らは持っているのかな。
私はと言うと、一応持っています。

大尾篤(Tai Mei Tok)に到着。いつもの釣り堀に挨拶をして、
一息入れてまた走りはじめます。
ところで、この車のオーナーはポール。釣り堀で良くビール
を飲むイギリス人の車です。彼はハイネッケンしか飲みません。

さて、ここからは、何度も走っているサイクリングロード。
いつもは、大埔(TaiPo)までしか走らないのですが、今日は
調子がいいので大圍(Tai Wai)を目標に走ることにしました。

大埔を過ぎたところに、不思議なモニュメントを発見。
どう見ても自転車です。写真を撮っていたら声を掛ける人が
いました。いつもお世話になっている自転車屋の夏(Ha)さん
でした。　なぜ、ここにあるかは、又のチャンスにして、
一緒に走ることにしました。

夏さんは、今日はKLEINのMTB。
タイヤはスリックに変えていました。本人曰く、OLD BYCYCLE。
私も負けずに20yers OLD BYCYCLE と。自転車の話しなどをしな
がらサイクリングロードを走りました。この道を週に２回は
走っているそうです。
日曜は決まって８時ごろから走り出すそうです。奇遇でした。

夏さん一行は、沙田に車を置いてあるとのことで、ここで
別れました。別れ際に記念撮影を。夏さんは３月の末に
富士五湖サイクリングを計画中です。
誘われているのですが、ちょっと難しそうです。

この後もサイクリングロードをひた走り。競馬場横を通っ
たり、川のボートを見たり、しながら無事到着。
楽しい一日でした。