片岡氏のフェアリング付きVision

　リカンベント・・・　これは、一般に自分より前にペダルが付いている自転車を指します。人間は仰向けに近い格好で乗ることになります。これにより、全面投影面積を小さく出来るので、高速走行に向いているようです。

　リカンベントは、大きく分けてロングホイールベース・タイプとショートホイールベース・タイプの２種類あります。
　今日駐輪している片岡さんのＶｉｓｉｏｎ（写真左）は、ショートホイールベースモデル。前輪と後輪の距離が短く、小回りが利くようになっています。ロングのもの（写真右：上州で見掛けたもの）は、前輪がペダルの位置かそれより前になりスタイル的にも安定の良いものになっています。ステアリングハンドルの位置ですが、片岡さんのものは、目の前にありますが、お尻の下に有るもあります。
　片岡さんは雨の中、これでツーリングに参加しました。急遽付けたフェアリングが、雨に対して効果的だったとのコメントでした。下の写真は、乗っている所です。これで、下部の町を走っていたら、「仮面ライダーかと思った」と、バイクに乗っていたおばさんが言っていました。

　日本では、まだまだめずらしい自転車ですが、イギリスやアメリカではぼちぼち見掛けます。
　片岡さんのVisionは、アメリカ製で、１５万弱ぐらいで入手できるようです。左の写真は、ロンドンの自転車屋さんで見掛けた、KING CYCLE のリカンベント。シートの後ろに荷物の収納スペースがあります。また、フロントサスペンションもついています。これは、オプションによって違うようですが、２０〜３０万円ぐらいだったと思います。